千秋がとにかくかわいそうでした。
親元を離れたのにまだ母親に足を引っ張られるなんて…働いてる店の商品を無断で持ち帰ろうとするし、「店長~、ごめんなさ~い」みたいなかわいい若い女の子なら通用するかもしれないけど、おばさんがやると痛いと思われるようなことを言うし、息子のバイト先のレストランで酔って管を巻くし…母親役の酒井若菜の見事な演技も相まってとても嫌な気持ちになります。
母親との関係で疲弊しているところに、漫画編集者の岡野からは漫画やめたら?って詰められたのもかわいそうでした。
千秋がいつも缶コーヒーを飲んでいる所は公園とかなのかなと思っていたら、まさかの忍の事務所があるマンションの敷地内でびっくりしました。
忍が引っ越す前は忍の家の前で缶コーヒーを飲んでいたけど、今も忍を近くに感じる所で同じことをしていたことがわかり、切なさやちょっと怖さも感じました。
忍の部屋に行けずに1人で缶コーヒーを飲んでいる千秋が、普通に忍のマンションに入っていく岡野を見て悲しく笑っていたのがつらかったです。
忍がみひろのことを一時的に預かって、忍は娘ができたみたいで喜んでいたけど、みひろは忍のことをどう思っているのかなと思いました。
好きな千秋を取られたくなくて、結婚してると忍に嘘をついたことがあるから反発するんじゃないかと思ったけど、そうではありませんでした。
岡野や忍のアシスタントにコーヒーを出したのはいい子だなと思った反面、今まで普通に愛されずに育ってきたから嫌われないように行動するのが身についているのかなとも思いました。
忍に抱きしめられて泣いたみひろを見て、今まで優しく抱きしめられたりする経験がなかったんだろうな、自分が汚いから誰も触れてくれないとつらい思いを抱えて生きてきたんだろうなと思いました。
20代女性の感想
千秋と一緒に住んでいるみひろを自宅に呼んで一緒に住むことになった忍。
娘ができたように何かと世話をして楽しそうに過ごしていました。
前回千秋への嫉妬心からかなり棘のある態度をとっていた相手とは思えない対応でした。
一方で千秋くんはお母さんが職場で商品を盗もうとして迎えに行ったり、自分の働くレストランに来たりとかなり振り回されている様子がかわいそうでなりませんでした。
しんどいだろうなと思いつつ、それでも実母を見放せないどうしようもない気持ちを感じました。
千秋君がつらいと思うとき、一人で缶コーヒーを飲んでいるシーンが差し込まれましたが、その場所が忍さんのマンションだった、というのがわかった時は思わず二度見してしまいました。
「あー、やはり彼はまだ忍さんをよりどころに生きているんだな…」ということを痛いほど表現している気がしました。
千秋君も漫画を描きたいと思っているだろうにお母さんには「もっと稼げるはずだろう」と言われ、岡野との打ち合わせも寝坊してしまい…、彼の境遇がとにかく終始しんどいです!
忍も漫画が打ち切りになり、少し落ち込む中で千秋に出会い、彼女も救われているように感じました。
とはいえ、今は忍は岡野という恋人がいる…。
岡野も千秋の存在を気にしながらも忍にプロポーズをしましたが…、忍の本心の行方が気になるところです!
30代女性の感想
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本ページの情報は2022年6月時点のものです。最新の配信状況はParaviサイトにてご確認ください。