ダイニチの石油ファンヒーター(ダイニチブルーヒーター)にE02エラーが出て使えなくなりました。
私が使っているヒーターの型番はFW-328Sです。
ネットで検索して直す方法を調べたらセンサーをサンドペーパーで研磨すればいいとあったので試してみたのですが、直りません。
しかし力技であることをしたら直ってしまいました!
この記事ではダイニチファンヒーターのE02エラーをどのように直したかお知らせしたいと思います。
ダイニチファンヒーターでE03が頻発
まずはエラーのE03が頻発してきたというお話から。
ダイニチファンヒーターを購入したのは2012年10月。
今は2022年2月なので9年ちょっと使用していることになります。
E03エラーが出始めたのは一昨年の冬くらいから。
E03エラーは自動消火のエラーなのですが、燃焼制御装置が作動して止まるみたいです。
そこでメーカーのサイトや取扱説明書を見ながら処置を試みました。
油フィルターや油受皿にゴミや水がたまっているのかなーと思って掃除してみたのですが、変わらずエラーが出ます。
古い灯油も使ってないし・・・試しにいつもと違うところで買ってきた灯油を入れてみましたが、変わらずエラーが出ます。
叩けば直るかと思って叩いてみましたが、変わらずエラーが出ます!
なんか、設定温度に近づくとE03エラーが出るんですよね。
なので設定温度を高めに設定してしばらくしのいでおりました。
しょっちゅう自動消火されますが、もう慣れっこです。
買い換えるのに比べれば我慢の範囲内なのです。
ダイニチファンヒーターで今度はE02が出て点火されない
エラーE03とともに過ごして2年ほどが経ちました。
するとあるとき点火に失敗してE02という新しいエラーが出たではありませんか。
私とE03の付かず離れずの理想的な距離感の付き合いにお邪魔虫が登場です。
この虫がかなりやっかいでして、何度も電源OFF/ONを繰り返したり、ちょっと時間をあけてから「隙あり!」と電源ONしてみたりしたのですが、なかなか点火しないのです。
E02エラーは着火ミスで停止とのこと。
点火安全装置が作動しているようです。
点火するときにビリビリビリビリ・・・・・・って音がするじゃないですか。
それが、すでに点火されてるのにしつこくビリビリやってるんです。
爆発するんじゃないかと不安になります。。。
不安を押し殺してそのまま放置していると、一旦消化してまた自動でビリビリ始めるのですが、やっぱりE02エラーが出ます。
それでも粘っていればそのうちつくのですが、そうすると今度は短時間でE03ちゃんが現れるのです。
今までよりもかなり早い段階で現れるのです。
これはそろそろ寿命かなぁと思って一応メーカーサイトの対処法を見たのですが、相変わらず油フィルターや油受皿にゴミや水がたまっているかも~、灯油が古いかも~とおっしゃりやがります。
もうメーカーはアテにできない。
ならばネットで修理をした先駆者たちに教えを乞おうと思い立ち、早速修理にとりかかりました。
ダイニチファンヒーターを自分で修理
修理は次のとおり行いました。
写真の背景はあまり見ないでクダサイ。
トリミング面倒だったので生活感あふれる空間が広がっております。
1.前面パネルを外す
右下と左下のネジ2箇所を外すとカバーが外れます。
めちゃくちゃホコリがたまっていると思うので、先に下になにか敷いたほうがいいです。
2.燃焼部カバーを外す
本体左下のユニットが燃焼部です。
下側にあるネジ2箇所を外し、L字型のストッパーをマイナスドライバーなどでゆっくり開きます。
左右2箇所あります。
燃焼部のカバーを外したところ。
画像ではセンサーの固定部も取り外しています。
ちなみに大きいホコリは取り除いたあとです。笑
3.センサーを磨く
センサーが2本あります。
ネットで見た情報によるとシリコンが固着しているんだとか。
磨きやすいようにセンサーとバーナーのストッパーは外します。
紙やすりで磨いてみました。
ちょっとツヤが出た感じ?
センサーとバーナーのストッパーも元に戻します。
4.ついでにいろいろお掃除
掃除前→掃除後
ファンやばい。
ファンはなぜか念入りにやってしまった。
背面から内部をのぞいたところ。
やばいね。
ちなみに100均にあるお掃除棒がかなり役に立ちました。
お掃除棒のスティックは円柱形なので、そのまま使うと入らない隙間があります。
そういうところはスティックを割り箸に変えることですんなりいけました。
以上のようにセンサー磨き&お掃除をやってみましたが、結果はダメでした。。。
悔しくてハンカチを噛みました。
ダイニチファンヒーターを今度こそ自分で修理・・・完了!
一度ハンカチを噛んだ私ですが、諦めきれずもう一度センサーを磨いてみようかと考えました。
狭い作業スペースで磨きにくかったので適当にやってしまったんですよね。
そういうわけで再び燃焼部カバーを外してみると・・・
ん?
左側のセンサーはバーナーから離れているのに、右側のセンサーがバーナーにくっついている。
なんで?
これって正しい配置?
ネットで修理した人の写真を見てみると、なんかどっちも浮いてるっぽい。
もしかしてセンサーがバーナーにくっついているからE02エラーで安全装置が作動するのかな?
そう考えるとE03エラーもセンサーが熱くなりすぎて自動消火するとか・・・?
うーん、ワカラナイ。
わからないけど、試しに右側のセンサーちょっと浮かせてみよう。
修理成功者の写真と同じ状態にするだけだから危なくはないはずだ。
よし、カバーを取り付けて、スイッチーーーON!
どっか~ん!!!
そして誰もいなくなった・・・
というのは冗談で、なんかすんなり点火出来ました。
今のところE02もE03も出ておりません。
なんとか自力で直せましたが、これが正しい方法かどうかわからないので推奨はできかねます。
試すか試さないかはあなた次第です。
ちなみにその後の状態ですが、設定温度まで上がる時間が早くなりました!
掃除したから効率よく燃焼できるようになったのかな?
あと、数年ぶりに運転延長の「ピッポ・・・ピッポ」という音を聞くことが出来ました~^^
まだもうしばらく使えそうな雰囲気でした。
まとめ
今回はダイニチファンヒーターのE02エラーを自力で直したときの過程を紹介しました。
修理するポイントは、センサーを磨くこととバーナーからセンサーを離すことだと思います。
ただ、私は技術者でもなければメーカーの人間でもないです。
ただのハンカチを噛む一般人です。
完全に自己流で直しましたので安全面に問題がある可能性があります。
安全装置が作動しなくなるケースも考えられます。
自己責任で全然オッケーという方だけ参考にしてみてください。
お金に余裕があるなら買ったほうが早いしあんし~んです^^
そういうわけで無事ダイニチファンヒーターが復活したのはいいのですが・・・
「やばい、勝手に止まらなくなったから灯油ガンガン消費する!」
「いちいち気にかけて消化するのがめんどくさーい!」
と、結局ファンヒーターに振り回される管理人でありましたとさ。
おしまい。