一味唐辛子と七味唐辛子の違いは、とてもシンプルですが、味・香り・使いどころがはっきり分かれます。順番に説明します。
① 一味唐辛子とは
特徴
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原料:唐辛子のみ
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味:純粋に辛い
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香り:ほぼなし(唐辛子そのもの)
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方向性:刺激・辛味重視
向いている人
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辛さを足したい
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料理の味を変えたくない
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シンプルな刺激が欲しい
② 七味唐辛子とは
特徴
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原料:唐辛子+6種以上の薬味
(代表例)-
山椒
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みかんの皮
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黒ごま
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白ごま
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麻の実
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青のり など
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味:辛さ+香り+コク
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方向性:風味・奥行き重視
向いている人
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味変したい
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香りも楽しみたい
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料理を立体的にしたい
③ 味の決定的な違い
| 項目 | 一味 | 七味 |
|---|---|---|
| 辛さ | 強い | 中程度 |
| 香り | ほぼない | 強い |
| 味の変化 | ほぼ変わらない | 大きく変わる |
| 役割 | 刺激を足す | 風味を足す |
④ 使い分けの基本ルール
一味唐辛子を使うべき料理
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うどん・そば(出汁の味を変えたくない)
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牛丼
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親子丼
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豚汁
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ラーメン(辛さ調整のみしたい場合)
👉 「味はそのまま、辛さだけ足したい」料理
七味唐辛子を使うべき料理
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焼き鳥
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おでん
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味噌汁
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鍋物
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天ぷら
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うな丼
👉 「香りやコクを足して完成度を上げたい」料理
⑤ プロっぽい使い分けのコツ
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素材の味が繊細 → 一味
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味が単調・脂が多い → 七味
例:
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あっさり出汁のうどん → 一味
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油多めの牛すじ煮込み → 七味
⑥ 実は逆に使うと面白い例
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焼き鳥(塩)+一味
→ 鶏の旨味がストレートに立つ -
カレーうどん+七味
→ 山椒と柑橘の香りで重さが軽くなる
まとめ
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一味唐辛子=辛さ専門
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七味唐辛子=香りと奥行き
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基準は
「味を守るか」「味を変えるか」
料理の性格で使い分けると、満足度が一気に上がります。
