『ムチャブリ!わたしが社長になるなんて』はHuluで見ることができます。
ムチャブリ!わたしが社長になるなんて【第10話最終回】のあらすじと感想 高梨は、ムチャブリされた、エレベーターのようなドタバタ劇の最後に、シンデレラになりました。
浅海の伝書鳩だと社員に影口を叩かれた高梨が、浅海のムチャブリで、社長になったものの、エレベーターのように運が上がったり下がったり、目まぐるしいです。
浅海が解任され、葛原社長からはリレーションフーズが解散だと言われ、高梨は、はしごを外されたピエロのように見えます。
大牙からは、2人の関係は終わりにしようと言われ、浅海は今での人生に意味はなかったと言って行方不明になり、万事休すかと思いました。
高梨が宮内ら、部下に本社に戻れるように頑張ると言いますが、高梨自身は退職を覚悟しているようです。
そんな高梨を大牙が、会社を辞めて、どうするのかと言い、部下が皆、高梨を心配し、大牙も高梨と一緒に働きたいと言いますが、高梨も本音では働きたいが、どうしたらいいのか判らないと悔やむと、皆が会社を買い取ろうと言いだしたので、高梨は嬉しそうです。
しかし大牙が1億円を集めるのに、宮内らが家を担保にするとか貯金を崩すとか気持ちは有難いですが、高梨自身も62万円しか貯金がないのが、笑えますし、他の社員のお金を集めても、とても足元にも及ばないのが悲しいです。
そんな時に高梨らを、さんざん食い物にした野上が現れたのは、意外で、水科らが野上の裏切りを責めたてますが、野上が3億円集めて援助するというので、宮内が救世主だと手を握って感謝するのが、うれしい大逆転劇になりそうでした。
ところが、葛原社長が先手を打っていて、会社を売るつもりがないと言うので、暗礁に乗り上げ、高梨らの、ぬか喜びに終わったのが、気の毒です。
すると、浅海が50円のタクシー代も払えず、高梨に救いを求めるのが情けないですが、浅海が何を言うのか思えば、株を集めて回り、株式の51%を集めたので、取締役会に乗り込むという嬉しいサプライズでした。
しかし、葛原を下ろして浅海が社長に復帰して、高梨に、いきなり2ケ月で20店舗出店しろと、無茶ぶりした上に、浅海が社長を辞めて、アフリカで学校を作るので高梨を誘う、無茶ぶりの連続攻撃に、笑えます。
浅海が好きな高梨は即答できず、大牙に相談したのは、高梨が浅海と大牙の間で心が揺れ動いているからだと思います。
ぶっきらぼうで、シャイな大牙が、高梨に、「好きなようにすれば、いいじゃないですか。」と突き放したような冷たい言葉を、投げかけると、高梨が、「そんな言い方、ひどいわ」と言い返す高梨の言葉にも力がなく、可哀そうです。
それでも帰宅した2人がオンライン対決ゲームすると、大牙が、電話で、高梨に、「アフリカになんか行って欲しくない、浅海なんかに渡したくないよ、仕事の時に隣に、いて欲しい、あなたが好きだからと、でも、あなたが幸せでいてくれたらいいんです」と言って、やっと本音が言えた、世話のやける、まわりくどい面倒な大牙の性格には、笑えます。
高梨は浅海に、腹がたつ、振り回されたと言いながら、浅海が、自分の人生を変えてくれた、好きだ、大切だと言いつつ、社長を辞めるわけにはいかないと言ったのは、高梨は後髪をひかれる思いで、大牙と人生を歩く覚悟を決めたのだと思います。
すると、浅海が本社の社長を高梨に任せるというのも、想定外の無茶ぶりです。
しかし、うれしそうな顔をした大牙が、高梨なら1500人の社員が支えてくれると言い、できないと思っても踏み出せば成長できる、チャンスは、ものにすべきだという言葉には、高梨への愛情が感じられて微笑ましいです。
高梨が、社長就任のスピーチ原稿を大牙に頼むと、顔を寄せ合った2人がキスをするシーンが、2人の輝かしい未来を象徴しているようでした。
すっかり舞い上がった高梨が大牙の作った原稿を忘れて、「皆で、仲よく、楽しく頑張りましょう」と言うと、幼稚園の先生かと大牙が、呆れますが、もはやシンデレラとなった高梨には大牙が、人生のパートナーになったようで、爽快な気分で見終えることが出来ました。
又、ドラマを通じて、社会の荒波を泳ぐ、平凡なOLの高梨を演じる高畑充希の、表情の豊かさと、本音トークを楽しませて貰えました。
60代男性の感想
『タイトルの伏線回収!』
いよいよ最終回となった「ムチャブリ! わたしが社長になるなんて」ですが、最後は本当に「ムチャブリ! わたしが(本社の)社長になるなんて」と主人公ひなこが心の中で叫んでいるのが伝わりました。
初めはあさみ社長のムチャブリで新規事業を立ち上げ、その子会社を任されたひなこですが、回を重ねるごとに社長席に座る姿が板につき、まさに令和の時代の新しいリーダー像を演じていました。
あさみ社長も大牙くんも最終回でひなこにかけていた言葉ですが、彼女の魅力は何と言っても周りの人を動かしてしまう力です。
失踪したあさみ社長が、ひなこにガツンと言われたことで、自分の生き方・考え方を見つめ直して戻ってきたことがその表れです。
またはじめはクールで塩対応だった大牙くんも、あんな風に少年のようにひなことゲームをする時間を楽しんだり、電話口で感情的になって告白してしまったり、素のままの飾らない姿を見せるようになったのも、ひなこの力だと思います。
社長というと、絶対的なカリスマだったり、偉そうにしているおじさんだったりというイメージが、このドラマを通して払拭されました。
立場は何であれ、一緒に仕事をする上で、相手の目線に立って考えること、誰かのために動くこと、そんなシンプルで大切なことを学ばせてもらいました。
30代女性の感想
『雛子らしさが詰まった素敵なエンディング』
自分がどうしたいのか、そんなことを今まであまり考えて生きてこなかった雛子。
そんな雛子が浅海や大牙と真剣に向き合って、自分の気持ちをぶつけるシーンに胸が熱くなりました。
浅海と一緒にアフリカに行くか迷いに迷った雛子が、浅海に結論を伝えに行った時に突然怒り出すのを見て嬉しくなってしまいました。
なぜなら私の想像通りの雛子だったからです。
そこからの浅海の最大のムチャブリが最高でした。
雛子がそんな浅海のムチャブリにまた屋上で独り言を言っていた時に、さりげなく大牙が居るのもよかったです。
最初に雛子がリレーションフーズの社長にムチャブリされて独り言を言っていた時の大牙とは、全く違う表情で立ってくれていたのが印象的でした。
ダメダメな雛子だからこそみんなが助けてくれる、そのことを一番近くで雛子を見てきた大牙が言うからめちゃめちゃ説得力があってよかったです。
大牙が雛子に内緒でゲームを猛練習したのって負けず嫌いだからっていうだけじゃなく、雛子の好きなものを好きになりたい、そんな大牙の優しさだったのだと思いました。
とても素敵でハッピーな気分になるエンディングで最高だっただけに、もう雛子と大牙のあのやり取りを見れないのかと思うと寂しくてたまりません。
私にとって今シーズン最高のドラマでした!
40代女性の感想
『主人公の雛子は「社長のことが好きなんです」と言いますが、最後はどうなるでしょう。』
雛子の会社の「リレーション・フーズ」が解散することになりますが、雛子は社員が本社に戻れるように力を尽くします。
また、社員の大牙たちも会社を買い取る方法を模索します。
そんな中、野上フーズの野上も今までのことを謝り、会社を買い取ることに協力してくれますが、会社の売却先が決まってしまいます。
そこで、本社の社長の浅海がリレーション・フーズの株を半分以上買ったことで会社を取り戻し、本社の社長に戻ります。
しかし、浅海は再び本社の社長を辞め、学校を作るためにアフリカに行くことにしました。
雛子もそれに誘われますが、会社に残ることにしました。
浅海がまた雛子に本社の社長になるようにムチャブリし、社長就任会見の前に雛子と大牙はキスをします。
雛子は最後に浅海を選ぶだろうと思っていました。
それは雛子が浅海のことがずっと好きだったからです。
でも、雛子は大牙を選びました。
私は浅海が、雛子は大牙のことが好きだとわかっていたのではないかと思いました。
それでも、あえて誘ったのは雛子に大牙のことが好きだと気づかせるためだったのではないかと思いました。
だから、雛子を大牙のそばに置きたかったのだと推測しました。
50代女性の感想